トップページ>冷え習慣の改善−養生のススメ−
冷え習慣の改善−養生のススメ−
普段の生活習慣の中には、知らず知らずのうちに身体を冷やしてしまう習慣が隠れています。
そもそも、肩こりや腰痛・不眠などに悩まされるほど身体を冷やしてしまったう原因は、突発的な事故やケガなどよりも、普段の生活習慣の中にあることがほとんどです。
普段の生活の中に、身体を冷やす習慣が隠れているのに、この生活習慣を改善せずに治療だけ受けてもなかなか冷えは改善されません。
そこで、本町北はり灸院では、治療と平行して、冷えの生活習慣を改善していただくようにお勧めしています。
時には、冷えの習慣を改善するだけでも症状の改善が見られることもありますので、気になる症状がある場合は、まずこのページを参考にして冷えの生活習慣改善を実践してみて下さい。
はじめに〜生活習慣を見直す
現在お悩みの病苦を生み出したのは、あなたの毎日の生活習慣です。
生活の中から、体を冷やす習慣・ストレスの原因を見つけて変えない限り、治療をどれだけ行っても病苦から完全に解放される日は訪れません。そればかりか、さらに大きな病を引き込む原因にもなります。
今日をチャンスと考えて、現在の生活を一から見直しましょう。
そもそも、病気になった生活習慣を改善しなければ、どんな薬も治療も十分な効果を発揮することはできません。
治る人・治らない人の境界線は、この生活習慣の見直しができたかどうかに大きなウェイトがあります。
十分に身体が回復できる環境を整えることが、自分でできる最高の治療です。これを昔の人は<養生>といって重要視していました。
あなたの身体を治すのは、あくまであなた自身です。お医者さんや我々治療家が出来ることは、治癒しやすい方向へ導くことであって、壊れた身体を修理することではありません。
しっかりと治すには、身体が<治る力>を充分に発揮できるように協力して上げる必要があります。その環境づくりが「養生」です。
常に自分の身体からのメッセージをしっかりと受け取れる鋭敏な感性を持ち、人生を最期まで共にする最も身近なパートナーである身体を大事に労って上げて下さい。
ポイント
今の生活習慣の中から、「身体を冷やす習慣」・「ストレスの原因」を見つけて取り除く。
<養生>とは、身体が回復しやすい環境を整えること。
疲れを回復させてから次の仕事をする
ここで言う<仕事>とは、お勤めだけを指すのではなく、主婦の家事労働や、学生の勉強・部活動、その他趣味の活動などの一見して遊びとして意識されるものなど、全ての活動を指します。
仕事をすると、どんなに元気な人でも疲労します。
ですが、十分に元気がある健康な人は、多少疲れても十分な回復力を発揮する事ができるので、適度な休息をとる事で、毎日の疲れをためずに過ごすことができます。
ですが、すでに痛みなどの辛い症状が現れるほど体が疲れて(冷えて)いる人は、回復力も衰えていますので、健康な人よりも、疲れがとれるまでには時間がかかります。
そのため、一晩寝たくらいでは疲労がとれず翌日に疲れを残してしまい、疲れのためにさらに疲れやすくなっている身体で仕事をする事で、どんどん疲れをためて行く悪循環にはまります。
この悪循環の輪を断ち切るには、仕事の合間にこまめに休息をとり、限界まで疲労した体で仕事をしないように心がけることが大切です。
また、疲労を意識するだけでなく、疲労する仕事を重ねて行わないという点にも注意する必要があります。
具体的には、旅行から返ってきて、そのまま洗濯や掃除などの家事を始めちゃうお母さんとかっていますよね?「旅行」で肉体的な疲労があるのに、「家事」という疲労をそこへ重ねてしまうと、身体にとってはやはり重い負担になっています。
「一家の主婦には疲れていてもやらなきゃいけないことがある」というのは分かりますが、それは元気な人に言えることで、養生が必要な人はそんなことしちゃいけません。
また、自分の身体を知ることが重要です。
元気な状態、疲れた状態、病気の状態など、普段の自分の身体の状態を把握しておくと、異常が起こった時に速やかに気付くことが出来きます。
また、どうしても若さあふれる全盛期の体力を自分の肉体の限界だと思い込んでしまいがちですが、40代に入ってからも20代の頃の体力を維持していると思うのはちょっと過信しすぎです。
そもそも、成人して肉体が完成するまでは、日々体力は向上する一方です。子供が元気過ぎるほど元気なのは、疲労の回復どころか、そもそも成長力が働いている為だと考えてみて下さい。
それに比べて、成人しきってしまった大人は、成長力を失ってしまう分だけ、10代の頃よりも明らかに回復力が衰えます。さらに、年齢を重ねるとその回復力も衰えて、徐々に老化して行くわけです。
それなのに、いつまでも自分の身体が20代の最盛期の頃のまま動くと過信してると、過労で倒れたり、無理をした結果ケガをしたりという痛い目にあいます。
できれば、そういう痛い目にあう前に、大体の自分の体力的な限界を見定めて、大事に身体を使うようにできれば、大病との縁が遠のいて行くでしょう。
自分の体の限界を把握して、こまめに休息をとり、体に無理をかけすぎないように仕事をする事が、元気に日々を過ごす秘訣です。
ポイント
限界まで疲労した体で仕事をしないように心がける。
疲労する仕事を一度に重ねて行わない。
自分の身体(普段の状態・体力の限界)を知っておく。
入浴は2〜3日置きを目安にする
まず、入浴とは「身体を冷やす(疲れさせる)行為」だと認識して下さい。
身体を濡らせば、気化熱で必ず冷えてしまいます。特に、熱いシャワーを浴びたり、熱い湯に短時間だけ浸かったりすると、体表の血管が広げられ、身体の奥の温かい血液をわざわざ体表へ引っぱり出して、気化熱で体温を発散させてしまいます。
また、単純に気化熱だけが問題なのではなく、温かい湯が身体の組織を緩めてしまうことから、入浴後に冷たい外気が身体に入り込むことでより身体を冷やしてしまうという面がありますので、気化熱だけを防げば冷やさずに済むというものでもありません。
お風呂というのは意外と疲れるものです。室温の変化やお湯などに影響で、短時間の間に度々血圧が変動したり、急激に末梢の血液循環に変化したりするのですから身体にそれなりの負担が掛かっていることは容易に想像できると思います。
ですから、体調に不安のある方や、治療中で養生を心がけ無ければ行けない方は、入浴を夏場でも最大で2日に1回、冬場なら平均して3日に1回程度にすることを試してみて下さい。なお、冷えが酷い場合は1週間に1度程度にまで減らしてみる事も考慮されても良いと思います。
さらに、入浴する際には、出来るだけ身体を冷やさないように、半身浴や足湯などを行って身体を十分に温めるようにします。
入浴しない日は、乾いたタオルで身体を拭き、新しい肌着に着替えて、汗を取ることを怠らないようにします。
汗は身体を冷やして体温の調整をする物ですから、とても身体を冷やす効果が高い物です。さらに、意識出来ない範囲で自然に汗をかいている場合がありますので、1日1回はしっかりと肌着を交換して汗の始末をするように心がけると良いでしょう。
ただし、スポーツなどで身体を動かした後や農作業や土木作業で十分に活動した後であれば、疲労で動けないような状況でない限り、身体の気力が充実している状態なので入浴しても強く冷やす事はありませんので、汗とほこりを落とすために入浴しても問題はないでしょう。
なお、近年は洗髪が出来る洗面台などもありますが、洗髪も身体を冷やす行為なので、毎日行う習慣があれば入浴と同様に回数を減らす事を考えた方が良いでしょう。
入浴時に、濡れた身体で洗髪するのは、より冷えを強くすることなので、もしも洗髪のできる洗面台をお持ちであれば、入浴前に着衣のまま洗面台で洗髪を済ませ、その後入浴をされるようにすればより身体を冷やす危険性が減ります。
浴室で洗髪する場合は、湯船で身体を濡らす前に、濡れてもよい肌着などを着たまま洗髪を行い、それから入浴されると良いでしょう。
すでに死語ですが、一時期若い女性の間で流行った「朝シャン(朝シャンプー)」は非常にマズイ流行だったと思います。
朝シャン流行当時に中高生だった世代がそろそろお母さんになる年代ですが、現在その世代を含めて不妊が社会問題になっています。
不妊の大きな原因の一つが、母胎の冷えにあります。カンタンに言うと、母胎である女性の身体が、自分の健康を維持するだけでも精一杯の状態まで冷えてしまっていては、とても子供を宿すことなど出来ないという事です。
朝シャンで冷えたから妊娠しなくなっているとまでは言いませんが、現代の若い女性が冷えに対してあまりにも無頓着であることが、不妊の傾向を助長しているのではないかと思います。
なお、肉体的・精神的な疲労が強い場合は入浴は控えて下さい。同様に、飲酒後や性行為後の入浴も控える方が良いでしょう。
お風呂は疲労する(身体を冷やす)行為です。ですから、疲れている時の入浴というのはさらに冷えを強くしてしまいます。同様に飲酒や性行為にしても冷やす行為ですので、入浴と重ねて行うとより冷えを増大させてしまいます。
身体の保温の為に入浴が必要な場合は、<足湯>を行いましょう。
足湯は、温かい室内で出来る上、最小限の面積しか濡らさずに全身を温めることができます。近年ではゲルマニウム温浴なども話題になっていますので、イメージはしやすいのではないでしょうか。
足湯をすると、全身から汗をかきますので、足湯後は必ず全身の汗を引き取り、着替える事を忘れないで下さい。汗で濡れた肌着のままで過ごすと、折角足湯で温めた体を返って冷やしてしまいます。
ポイント
お風呂は身体を冷やす(疲れさせる)ので入りすぎない。
洗髪は身体を濡らす前に行う。
入浴しない日は、乾いたタオルで身体を拭き、肌着を着替えて汗の始末をする。
疲れている時の入浴は避ける。
積極的に足湯をして身体を温める。
汗をかいたらすぐに着替える
汗は体から余分な熱を追い出す役割を持っているため、非常に効率よく体を冷やす物です。
この汗を放置しておくと体はどんどん冷やされてしまいますので、汗で濡れた肌着はこまめに着替えましょう。
また、汗をかいていないつもりでも一日着用した肌着は汗を吸っていますので、一日に一度は必ず肌着を着替えましょう。
ポイント
汗で肌着が濡れたらこまめに着替える。
薬に頼らない
お薬には、病気を治療する為の物がある反面、表面に現れている症状(痛みや熱など)を抑えるだけの物もたくさんあります。
特に痛み止め(消炎鎮痛剤)は、交感神経を刺激して、血管を収縮させて血行を止めることで体を冷やして痛みを抑える薬ですので、使い続ける事で身体をどんどん冷やしてしまいます。
<湿布>を慢性的な肩こりや腰痛に使う方が後を絶ちませんが、この湿布も痛み止め(消炎鎮痛剤)です。
そもそも痛みや熱は身体を治そうとしている治癒反応ですから、捻挫や打ち身などをして、猛烈な痛みがある時にはそれを和らげるために消炎鎮痛剤は必要なお薬ですが、肩や膝・腰などの慢性的な痛みを消炎鎮痛剤で止めてしまっては、いつまでたっても治りません。
痛み止めをやめると、最初は少し痛みが強くなりますが、無理をさせなければ3〜4日で反応も収まってきますので、体が頑張って治していると思って、痛みを応援して挙げてください。
その他、風邪薬や頭痛薬などの各種飲み薬も、全般的に身体を冷やす作用が強い物が多いのでなるべく控えた方が良いでしょう。
なお、お医者さんから処方されるお薬の中には、勝手な判断でやめると危険なものもありますので、お医者さんからお薬を頂いて飲んでいる方は、自分の勝手な判断で中止する事は控えて下さい。
漢方薬については、症状はもちろん舌・脈・腹なども診察して漢方医学(東洋医学)に基づいた処方を行ってもらっている場合は、きちんと身体の元気を回復する処方になっている筈ですから飲み続けても問題はありません。
ですが、たまに漢方医学の知識を持たずに、新薬と同じように症状や病名だけを参考に漢方薬を処方されいてる病院もあるようなので、1ヶ月程度飲み続けてあまり体調に変化がなかったり、返って調子が悪くなったりした場合はその旨主治医の先生に伝えて処方を再検討して貰って下さい。
ポイント
慢性的な痛みに湿布や痛み止めの薬を使わない。
温かい物を食べる
当たり前の話ですが、冷たい食べ物は身体を冷やします。
冷たい食べ物は、食べ物自体の冷たさが体温を奪うだけでなく、胃腸の働きを鈍らせ、消化し辛い環境を作ってしまいます。
また、冷やされた体内の温度を上げるために余分なエネルギーを使うことになりますので、身体を治そうとしている人にとっては、これも養生の足を引っ張る原因になります(余談ですが、「食べ過ぎ」も消化に余計なエネルギーを使うので避けた方が良いです)。
冷蔵庫で冷やした冷たい食品や柑橘類、南方原産の果物(*1)などはさけて、出来るだけ身の回りの地域で採れた物や、北方原産のお野菜(*2)、ショウガやネギなどの身体を温めてくれる物を食べることを心がけましょう。
*1 常に気温が高い地域で採れる果物には身体の熱を取って冷やす性質の物が多い。
*2 寒い地域の食品や料理には、身体を温める作用が高い物や、冷やしにくい物が多い。
なお、お酒を飲まれる場合は、深酒をせず、ほどほどでしたら身体を温めてくれます。ですが、お酒は醒める時に身体の熱を奪うものなので、深酒をすると元々持っていた体温まで一緒に醒めてしまって返って冷えてしまうので、適量を心得て飲む事が肝心です。
できれば冷たいビールよりも、熱燗や芋焼酎のお湯割り等の方が身体を温めるには適しています。
ポイント
冷蔵庫で冷やした冷たい食品や柑橘類、南方原産の果物などは避ける。
身の回りの地域で採れた物や、北方原産のお野菜、ショウガやネギなどの身体を温めてくれる物を食べる
食べ過ぎない(消化に余計な力を使わない)。
深酒は身体を冷やすので、お酒を飲むときは程々に。
保温に気を配る
基本的な事ですが、下半身や腹部を冷やさないように保温用の肌着を着たり、靴下をはいたりして保温に努めて下さい。
ただし、あまり身体を締め付けるような物を身につけると、返って血行を悪くして冷やしてしまう場合がありますので、ゆったりサイズの物を選んで下さい。
夏場の冷房はできるだけさけ、保温を考慮した服装を心がけましょう。
冷房は涼しさを求めるのではなく、春先の暖かさを基準に室温を考えるといいでしょう。周囲が暑いからといって、寒い部屋を作っては行けません。
室温を下げても下げても暑く感じる場合は、身体の冷えが強くなり火照っているのを暑さと勘違いしている事があります。この場合は、思い切って足湯で身体を温め、汗を出す方が涼しくなります。
オフィスなどで冷房の温度調整が自由に出来ない場合は、十分な保温を心掛けて下さい。携帯カイロや湯たんぽ、膝掛け毛布などを使い、腰・下腹部、太股などの保温につとめると良いでしょう。
作業中、湯たんぽ(お湯入りペットボトルでも可)に足をのせ、さらにを膝に湯たんぽを抱えて置くと十分に保温できます。腰にも一つ入れらればなおさら良いですね。
最近は、電子レンジで温める湯たんぽなど便利な物もたくさんありますので、色々探して試してみると良いと思います。
ポイント
普段から保温に気を配り、冷やさない服装を心がける。
冷房は出来るだけ避ける。避けられない時は十分に保温に気を配る。
夜はぐっすり眠る
夜間は気温はもちろん、体温も下がる時間帯です。当然臓器自体の体温も下がりますので、この時間帯に活動をするということは、昼間の何倍もエネルギーを使うということになります。
治療中はなるべく夜間の活動(仕事)をさけ、日中の十分に体温がある時間に仕事をし、夜間は十分に睡眠をとりましょう(*1)。
*1 夜10時〜午前2時の間がもっとも深く眠れる時間と言われています。また、午前4時頃までは気温も体温も低い時間帯なので、夜10時〜午前4時の間は出来るだけしっかり睡眠をとるようにしましょう。
当然、徹夜は身体を非常に冷えす行為ですので、治療中は厳禁です。
夏場でも、冷え症のある場合は出来るだけ温かくして寝ましょう。当然ですが、睡眠中の冷房は厳禁です。
冷えが強い場合は湯たんぽ・電気あんかなどを使うとぐっすり眠れます(できれば湯たんぽがお勧めです。温度が自動的に下がるので低温火傷の心配もありません)。
電気毛布を使う場合は下半身(腰から下)に使います。上半身に使うと胸が乾くので良くありません。
ポイント
夜10時〜午前4時頃まではなるべく活動を避けしっかり眠る。
徹夜はしない。
楽しくすごす
思い悩むだけでも、人は精神をすり減らし、消耗して冷えてしまいます。
くよくよ考えすぎることは、精神の消耗(冷え)につながります。また、怒りにとらわれてイライラし続けることや、心配しすぎること、激しく驚くような事もやはり精神的に消耗します。
精神的な疲労や消耗も、肉体的な疲労などと同じくらい元気を損なう事ですので、身体を休めていても、あれこれ思い悩んでいたり、イライラと何かに怒っていたりしては養生になりません。
人間長くやっていれば、あれこれ心配事のタネは尽きない物ですが、考えても解決しないような事を元気が無い時にあれこれ思い悩んでも自分の身体を損なってしまうだけですので、出来るだけ楽しい事に意識を向けて、あれこれ悩まないようにしましょう。
ちなみに、人間の脳は、無意識の間も与えられた問いかけに対してつねに回答を探し続けているものなのだそうです。
むしろ、脳内にある大量の情報を組み合わせて回答を作成するのですから、短時間で正解がポンと飛び出してくる事の方が珍しいそうです。
そう考えると、年齢を重ねれば重ねるほど、知識や経験などの脳内の情報が増えるのですから、答えを引っぱり出すのに時間が掛かるように成るのは当然ですよね。
複雑な問題であればあるほど、短期的に答えを求めようとしないで、命題を意識して脳に与えたら、自分であれこれ考えるのは止めて、リフレッシュしながら時間をおく方がいい結果を得られることがあるようです。
ポイント
精神的な疲労も冷えの原因。くよくよと考えすぎない、イライラしない。
最後に
現代生活には、身体を冷やす要因がたくさん含まれます。
直接身体を冷やす冷蔵庫やエアコンはもちろんですが、デスクワーク中心の生活は慢性的な運動不足を招きますし、テレビ・パソコン・ゲーム・音楽プレイヤーなど、目や耳を酷使して「のぼせ」の状態を起こしやすくしたり、精神的な消耗を促してしまう娯楽などもあり、なかなか養生しずらい環境になっています。
ですがその反面、機密性が高く保温効果の高い家屋、肉体的過剰労働の軽減、豊富な栄養源など、とても養生しやすい要因も十分にそろっているのが現代社会です。
厳しい自然環境にも負けずに、しっかりと身体を保って元気に長生きできる環境は整っているのですから、どんな物が冷えを強くしてしまうのかしっかりと知恵を付けて、楽しく元気に毎日をおくれるように、ちょっとだけ身体を気づかってあげて下さい。