よくある質問−回答集01−
皆様から寄せられた疑問・質問にお答えするページです。
初診について
Q1、初診はどんな感じですすみますか?
初めてのご来院の時は、まず予診表を記入して頂き、それを元に問診から始めます。
充分な問診を終えた後に、手足や腰など、関節部の痛みの場合は実際に動かせる範囲を確認したり、簡単なテスト法を行って、重篤な疾患でないかをまず確認します。急性の外傷(骨折・捻挫など)の恐れがある場合には治療を行わず整形外科や接骨院などへ移動して頂く事もあり得ます。また、内科疾患などが疑われる場合は、専門科目の病院での検査をおすすめします。
その後、全身の筋肉の状態や肌の状態を確認し、治療に入ります。
当院では、治療は基本的に積聚治療で行いますので、どんな症状の方でも、まず仰向けに寝て頂き、お腹を診せて頂くことから治療が始まります。なお、仰向けの姿勢がとれない場合は横向きで寝て頂いたり、座ったままの姿勢で治療を開始する事もあります。
次回以降はすぐにベッドに入って頂き、仰向けの状態からスタートすることになります。
なお、健康保険のご利用をご希望される方の場合は、保険証を提示していただきます。また、治療後に同意書の用紙をお渡しいたします。
初診時は、治療時間以外に予診表の記入時間や問診の時間などが加わり、さらに治療法の説明を交えながらの治療となりますので、普段以上に時間がかかります。十分な時間的余裕をもってご来院下さい。
Q2、初診はいくらくらいかかりますか?
積聚治療の場合、初診料2,000円と施術料5,000円の合計7,000円が初診時にかかる総額です。
鍼灸(スポット)の場合、初診料2,000円と施術料3,000円の合計5,000円がかかります。
健康保険ご希望の場合は、初診時は実費となりますので、鍼灸(スポット)の総額5,000円がかかります。
Q3、初診はどのくらい時間がかかりますか?
積聚治療の場合は、基本的には90分程度を目安にしていますが、問診・検査に30分、治療に1時間程度かかります。
鍼灸(スポット)の場合は、60分程度が目安になります。
美容鍼灸の場合また水素灸を追加する場合はさらにお時間を頂きます。
充分なお時間の余裕をもってご来院下さい。
Q4、初診の時はどんな服装がよろしいでしょうか?
初診時は全身を観察・触診させて頂きますので、お腹と背中全体、手足の露出させにくい服装の場合は下着姿になって頂くこともあります(治療中は大判のバスタオル二枚を掛けますので基本的に全身が隠れます。その上で必要な箇所を露出させて治療します。)。
男性の場合は覚悟を決めてトランクス一枚になって頂く方が良いと思います。
女性の場合は、緩いTシャツやタンクトップに七分丈くらいのキロットやズボン、トレパンなどをお持ちいただいて着替えていただくと良いと思います。
ただ、お腹周りがゴムのズボンやトレーニングウェアの場合、返って下腹を出しにくいので、骨盤付近まで降ろさないといけない場合がありますので、チャックを降ろして下腹を出せる様な物の方が良いかも知れません。
Q5、初診から保険で治療が受けられませんか?
申し訳ありませんが出来ません。
初診を行わないと保険に適応するかどうかの判断も出来ませんので、同意書をお渡しできません。申し訳ありませんが、健康保険が使える場合も、初診は実費になります。
なお、積聚治療は原則として健康保険では受けられません。詳しくは「健康保険取扱いについて」をご覧下さい。
衛生管理について
Q1、なぜ鍼を使い捨てにするんですか?
毎回新品を使う使い捨て鍼では、院内感染を防止することが出来、新品を使うのですから鍼の劣化も少ないので万が一の折鍼事故も限りなく起こしにくくなるからです。
近代のステンレス鍼は耐久性も高く、滅菌を行えば鍼を無菌状態にできるのですから、滅菌処理をして鍼を再利用しても感染が起こることも折鍼事故が起こることもほとんどありません。
ですが、当院ではステンレス鍼よりも滅菌処理に対する耐久力が劣る銀鍼を使いますので、よりリスクが大きくなると判断し、使い捨てにしています。
また、ステンレス鍼も使いますが、これは通電や灸頭鍼など、鍼に耐久性を求められる使い方をする場合ですので、劣化を考慮してやはり使い捨てにしています。
Q2、消毒は大丈夫ですか?
院内紹介のページに写真入りで詳細を説明してますが、鍼は全て使い捨てですので、全く感染の危険性はありません。その他、鍼を置くための鍼皿も一度使用したものは、オートクレーブにて滅菌処理を行わない限り再使用はしていませんし、吸角を含む各種器具も全てオートクレーブによる滅菌処理を行わない限り再使用はしていません。
患部の皮膚消毒は、エタノールを使用しています。施術者の手指は流水による洗浄の後に、エタノールにクロルヘキシジングルコン酸塩等が配合された手指消毒薬にて消毒しています。
治療について
Q1、「冷える」とはどこ(なに)が冷えるんですか?
当院で病の原因としてお話しする「冷え」とは、「元気(生命力)の低下」という概念を現す言葉ですので、肉体のある部分が冷たくなることを指している訳ではありません。
考え方としては、「どこかが冷たくなっている」というよりも「温める力が弱くなっている」と考えて頂ければイメージしやすいのではないかと思います。
Q2、鍼で何かの神経を刺激すると身体が温まるんですか?
まず、冷えを解消する治療とは、どこか特定の部位などを温める治療ではありません。つまり、鍼によってどこか身体の特定部位を温かくするような治療を行って冷えを解消する訳ではありません。
冷えを解消する治療として具体的に行うのは、お腹に現れている積聚を取り去る治療です。お腹に現れる積聚が全身の冷えの状態を現していると考えますので、積聚が解消されるということは、冷えも解消されたと見なすことができるからです。
結果的に治療後に身体が温まるのは、冷えが解消されて身体を温める力が正常に働き始めるからです。
積聚を変化させるための鍼の操作は、気を動かす事を目的に行いますので、神経や皮膚を目標にせず、体表の浅い気の層を目標にしています。だからこそ、鍼を刺さずに治療を行うことも可能なのです。
なお、身体が温まってくる現代医学的な解釈としては、積聚治療が免疫学者の安保徹先生が推奨される「自律神経免疫療法」として働いているという側面もあります。
カンタンには、鍼による軽い刺激によって、副交感神経が優位に働くようになり、末梢の毛細血管を開いて全身的な血行が改善されることで、末端部も温まり、リラックスした状態になると考えられます。また、副交感神経優位となることで、胃腸が動きだし排便がうながされる事もあります。
ですが、これは現代医学的な側面からみた一面でしかありません。まだまだ科学的に解明されていない部分での効果というものもあるのではないかと思います。
Q3、治療間隔はどのくらいでしょうか?
「治療を受ける」ということは、治療の刺激を受け取る為に身体が力を使う行為ですので、当院では連続した治療はおすすめしていません。
また、強引な治療は返って身体を疲れさせてしまいますので、基本としては週に1回の治療で根気よく治療を続けられることをおすすめしています。
ぎっくり腰などの急な痛みの治療の場合は、少し間隔を詰めて、1日〜2日おきで3回ほど連続して受けて頂くと良いと思います。
美容鍼灸については、週1回から月に2回程度をオススメしています。月1回でも効果はありますが、かなり緩やかな変化になる印象ですので、できれば最低でも2週間に1回(月2回)程度をオススメします。
Q4、どのくらい治療すれば治りますか?
これは「治った」という定義をどこに持って行くかでも答えが変わってきますが、「一番気になっている症状や苦痛がいつ頃とれるか?」という意味であれば、1回でとれることもありますし、逆に何年もかかることがあります。
特に長期間かかって複雑化した症状の場合や、元気の消耗が激しい場合、またお仕事などで身体を酷使しながらの治療の場合は多少時間がかかります。
逆に、最近発生した症状、基礎的な元気が強い方、ゆっくり養生ができる方は結果も早く出てくる傾向にあります。
初診だけでは判然としないので、2〜3回程治療を受けていただくと、身体の変化する度合いや刺激への耐性も解ってきますので、その後の推測もたてやすくなります。
1回の治療でさっぱりと楽になるという事は少ないですが、何ヶ月も変化がないという事も少ないです。個人差もありますが、3〜4回の治療でそれなりの変化は出てくると思います。
Q5、金属アレルギーですが治療は受けられますか?
金属アレルギーではネックレスや指輪など皮膚に持続的に金属が触れていると問題になるのですが、鍼は皮膚との接触面が非常に少なく、接触している時間も短いのでほとんど問題はありません。
さらに、当院ではより皮膚に親和性の高い銀鍼を使用していますし、鍼を刺したまま置いておく治療はあまりしませんので、全く問題なく治療を受けられます。
Q6、鍼は痛くありませんか?
一番心配な問題だと思いますが、苦痛に感じることはほとんどありません。
鍼の詳細説明のページで拡大写真と概念図で説明していますが、治療用の鍼は非常に細く、先端が鈍角になっているので、強烈な痛さという物はあまりありません。
ですが、あくまで身体に細い金属を刺していますから、全く無感覚ではありません。痛みは感じることがなくとも、筋肉の中に鍼が入って行けば、重痛い鈍痛のような物を感じたり、痛きもち良いような感覚を感じることがあります。
それらは鍼の「ひびき」と言って、個人差はありますが、鍼が効いていると実感できる心地よい感覚としてとらえる方が多いようです。ただ、このひびきが苦手な為に鍼が苦手になる方も少ないですがいらっしゃいます。苦手に感じる方は、痛みによる苦痛というよりも、くすぐったさを我慢する様な不快感として感じる方が多いようです。
これらは個人の感受性の問題ですので、治療を開始した後に、どうしても不快で我慢できないと感じられた場合は治療法を変更するか、治療を中止します。
Q7、お灸は熱いんでしょうか?また痕が残るのでしょうか?
肌に直接行うゴマ粒大の直接灸(点灸)は熱さを感じます。ただ、非常に小さいもぐさを燃焼させますので、熱さというよりも、「チクッ」とした一瞬の痛みに感じる方が多いです。
お寺の「ひとつやいと」「弘法の灸」などのように、歯を食いしばって我慢しなければならない様な熱さではありません。
直接灸では肌の上を焼きますので、直径1mm程度の痕が残ります。また、同様の大きさの水泡(水ぶくれ)ができる事もあります。この灸痕は、同じところに施術を繰り替えさなければ1〜2週間程度で綺麗になくなります。水泡になっても、それを掻き破るような事が無ければ痕にならずに消えて行きます。どちらも夏場に虫さされの痕を掻いてしまったような引っ掻き傷に比べれば非常に小さい物です。
お灸を行う部位は背中の中心・かかとの裏・爪の端などですから、指先の物以外は目立つような場所ではありません。また、爪の端にしても、指先の組織は体幹部の組織よりも再生力が旺盛なので、すぐに目立たなくなりますので、灸痕については神経質になられることはないと思います。
灸の痕を嫌う方は、恐らく身近なお年寄りの背中に残る直径1cm程度の大きな灸の痕を想像されていらっしゃるのではないかと思いますが、現在鍼灸院で行われているお灸は点灸が主流ですので、痕が残っても吹き出物の痕などに紛れて見つけるのが難しい程小さいものです。
私の経験では、学生当時にちょっと無茶をして、あずき大のもぐさをスネの筋肉上で20壮程焼き、直径1cmの真っ黒な痕を左右両足に2つづつ残した事があるのですが、5年程たった現在ではほとんど判別できない程消えています。個人差もありますが、人間の皮膚とは非常に回復力が旺盛な部分ですから、主流になっている点灸程度の痕はすぐに消えてしまうと考えてよいと思います。
どうしても痕がつくのは嫌と言う方には、「灸点紙」という、シール状の物を灸点に貼ってから直接灸を行うか、ダルマ灸や知熱灸などの、直接肌を焼かないもぐさを利用します。
知熱灸・ダルマ灸・灸頭鍼・温灸などの直接肌を焼かないお灸も、熱の程度によっては熱く感じますが、これらのお灸は、歯を食いしばって熱さを我慢すると返って火傷を起こしてしまう事もありますので、気持ち良い程度の熱で取り除くことがほとんどです。
灸痕は最近では嫌われるようですが、一昔前は、わざわざ灸痕をつけてもらって、自宅で灸痕部にお灸を行っていたものでした。最近では自宅でお灸をすることが難しくなっているようですから、灸痕もただの傷跡として敬遠されるようになったのでしょうか。
Q8、「灸頭針」ってなんですか?
灸の頭の針という書き方をされますが、針の頭に灸をつけて燃やす特殊な鍼の治療法です。
鍼を肌に垂直に刺し、鍼の頭(持ち手の太くなっているところ)に丸めたもぐさを取り付けて燃焼させることで、置鍼の効果に、お灸の輻射熱と鍼から直接伝わる熱の効果を加算できるとされている治療法です。
当院では、冷えが強く深い場合に行っています(腰部や殿部が多いです)。熱さというより、心地よい暖かさが持続するので、非常に心地よい治療法です。
Q9、脈をみてなにを調べているんですか?
色々な情報を読み取ることが出来るのですが、当院では大まかな体調の目安にしています。
脈は細かく見ると、浮いていたり沈んでいたり、強かったり弱かったり、太かったり細かったりします。これらの状態から、全身的な疲労度や体質的な強さ(弱さ)、治療の刺激量が適当かどうかなどを考える目安にします。
Q10、痛いところではなく背中や手足に鍼をして効果があるんですか?
効果があります。
体験されるのが一番分かりやすいかも知れませんが、積聚治療ではお腹に現れている痛みや気持ち悪さなどが、背中に鍼をすることで和らいだり消えたりします。このとき、同時に身体に出ている痛みも和らぐ事をよく経験します。
そのような事が起こるのは、そもそも痛みを起こしているのは、身体の深部の冷えと考えますので、背中や手足に鍼をすることで、この冷えを和らげると、その結果として実際に身体に現れていた痛みや気持ち悪さなどが薄れると考えます。
この肝心な冷えを解消するには、痛みが出ている場所に鍼をするよりも、背中や手足などより冷えを解消しやすい場所へ鍼をしてやる方が効率的なのです。その為、痛みが出ている場所ではなく、全く違う場所に鍼をすることをします。
人間の身体は、バラバラの部品が勝手に動いているのではなく、1つの大きな生体として機能しているのですから、身体の何処へ鍼をしても、その刺激は全身に影響を及ぼします。ですから、痛みが出ている場所とは違うところへ鍼をしても、その刺激は痛みが出ているところにも影響を与えているのです。
ちなみに、痛みが出ている場所というのは、”気”の観点から見ると、気の動きが悪い場所と言えます。このような所へ鍼をしても、その刺激は充分に身体に影響を与えることができません。むしろ、もっと気が充実している場所へ鍼をして全身の気の流れを通してやる方が痛みが出ている場所の気の流れも改善されやすくなるのです。
これが痛みがある場所へ直接鍼をしない理由です。
Q11、問診の内容を他人に聞かれたくありません。他の患者さんと同時に治療されることもありますか?
治療は常にマンツーマンで行いますので、他の患者さんにお話を聞かれることはありません。
治療中に他の患者さんがいらっしゃった場合は、廊下を隔てた待合室に入って頂いてお待ち頂きますので、お話を聞かれる心配は全くありません。
また、初診時の問診や治療後のご相談なども全て治療室のソファでお話しますので、原則として他の患者さんとはお顔を合わせることも少ないと思います。
Q12、一人だと不安です。家族に付き添ってもらっても良いですか?
大丈夫です。ご家族はもちろん、お友達等に付き添って頂いても結構です。
治療室の問診スペースでお待ちいただいても良いですし、ご希望ならベッドサイドで治療を見学して頂いても構いません。
Q13、耳ツボ(ダイエット)の施術はされていますか?
現在(平成21年1月)のところ、当院では耳ツボダイエットの施術は行っていません。
※ただし、平成20年8月に、美容鍼の講習を受ける際、耳ツボダイエットの施術についてもレクチャーを受けました。現状は治療メニューとしてはご提供していませんが、通常の積聚治療・美容鍼の施術のついでに試してみたいというご希望がある患者さんにはモニターとして無料で施術しています。
ちまたでは、耳に鍼をすることでダイエットをする「耳針ダイエット」や「耳ツボダイエット」などの広告が踊っていますが、耳のツボを刺激するだけではなく、水を飲ませたり、サプリメントを飲ませたりということを複合的に行う物が多いそうです。
ですが、耳のツボに鍼をすることで食欲が抑えられるという事については、全日本鍼灸学会などでも研究が発表されており、実際に食欲の抑制や体重減少が見られ、ある程度の効果がある事は認められています。
ですから、ダイエットの基本として、現在の太ってしまう要因をもっている生活習慣を正し、基礎代謝を上げるための身体作りや、より健康的な食生活などを身につけていく努力をする中で、補助的に食欲の抑制・ストレスの軽減などの目的で鍼治療(耳ツボに限らず)を受けるというのは選択肢として有効な手法だと思います。
なお、私はダイエットの鍼灸を専門にはしていませんが、富山市内に「健康は適正体重から」というお考えで、長年耳鍼でのダイエットを行うことを治療の基幹にすえて治療をされている先生がいらっしゃいます。
以下にそちらの鍼灸院のURLを記載しておきますので、よろしければご一読下さい。
創健堂 http://www.soukendo.co.jp/
Q14、問診・面談だけでもしてもらえますか?
「お話をしてから治療をするかどうか決めたい」ということでしたら問題有りません。初診の際、問診・理学検査後に説明を聞いてご納得頂けなければ治療を受けずにお帰り頂いて結構です。
来院されたからといって必ず治療を受けなければならないということはありません。治療を受けるかどうかを決めるのは患者さん自身の判断です。
治療を受けるべきか?鍼灸で効果が得られる症状なのか?積聚治療が適するのか?お迷いになっているようでしたらご予約を頂いて一度ご来院下さい。
費用について
Q1、初診の時はいくらくらい持っていけば良いのでしょうか?
施術料金表の表示金額以外は費用は掛かりません。積聚治療のみの場合には初診料2,000円と施術料5,000円の合計7,000円意外に費用はかかりません。
血液サラサラチェックをご希望の場合、美容鍼灸を受けられる場合、美顔はり・水素灸をご希望の場合、生ゴムベルトなどをご購入頂く場合は別途費用がかかります。
(参考:血液サラサラチェック1,000円(鍼灸治療と同時に受ける場合)、生ゴムベルト2,000円〜4,000円、美顔はり1,000円、水素灸1,000円、美容鍼灸+3,000円)
Q2、健康保険の取り扱いはありますか?
お取り扱いできます。ただし積聚治療は原則実費での治療となります。
健康保険での治療は1,神経痛、2,リウマチ、3,頸腕症候群、4,五十肩、6,頸椎捻挫後遺症の6疾患に限られます。
また、鍼灸を保険で受ける際には”医師の同意書”が必要です。
なお、健康保険の制度上、原則として局所治療(部分治療・痛い場所だけの治療)になりますので、全身治療を行う積聚治療を行う際には保険は使えません。
Q3、保険を使うと治療費(5,000円)の1割〜3割の支払いで受けられるんでしょうか?
受けられません。
病院にかかると、大まかにかかった費用の1割〜3割の支払いをするのが通例なのでこのような勘違いをされる方が多いのですが、鍼灸院は健康保険の”療養費制度”を利用している為、治療の内容に関わらず1回約1,500円と治療費が定額で定められています(実際の料金設定はもう少し複雑なので約1,500円と表記します)。
このため、健康保険での治療を希望すると、自動的に約1,500円分の治療を希望する事になりますので、当院では全身治療の積聚治療ではなく、部分的な局所治療しかできなくなります。
Q4、鍼代など治療費以外にかかる費用はありますか?
ありません。
鍼灸治療については、原則として材料費は頂いておりません。
また、治療時間の延長があった場合も延長料金等は頂いておりません。
ただし、健康保険での治療の方に限っては、自己負担金の端数調整の意味もあって数十円の材料費を頂いています(自己負担金1割152円の場合、48円の材料費を追加して200円で精算させて頂いています。ちなみに、当院の使い捨ての銀鍼は1本50円です)。
Q5、クレジットカードは使えますか?
平成19年12月から使えるようになりました。
現在、VISA、Master、JCB、アメリカンエクスプレス、DC、UFJ、NICOS、UC、セゾンのカードが御利用頂けます。
平成20年1月下旬頃よりダイナースも御利用頂けるようになります。
また、デビッドカード、iD(アイディ[NTTドコモのおサイフケータイ])も御利用頂けます。
Q6、回数券などの割引制度はありませんか?
今のところありません。
治療を受けていただけると一番分かりやすいのですが、お一人の患者さんにつきっきりで60分近く治療をしますので、採算という意味では現状がギリギリのラインでの料金設定です。
ですから、キャンペーン的な割引サービスは今後企画するかも知れませんが、今のところ割引制度を設ける予定はありません。
現状が目一杯値引きした状態でのご提供ですので、どうぞご理解下さい。
なお、最近クレジットカードのお取り扱いを始めました。カード会社によってはポイントやマイルがたまるお得なものもありますので、カード決済をされると多少ですがお得かも知れません。一度お手持ちのカードについてお調べになってみてはいかがでしょうか?
Q7、保険取り扱いをしているのになぜ原則実費なのですか?
健康保険では1回約1,500円の料金内で治療を行うことを要求される為、1回5,000円程度の施術料を頂かないと採算がとれない積聚治療を保険で行うことは出来ませんでした。
また、基本的に健康保険での鍼灸は”現代医学的な鍼灸”が求められます。その観点からも東洋医学的な伝統鍼灸である積聚治療は健康保険にはソリが合わないものでしたので、原則実費としました。
ご理解下さい。
Q8、個人商店でカードを使うと二重請求などのトラブルが多いと聞きます。カードの取り扱いはどのように行われるのですか?
カードは量販店さん同様決済ターミナルを使ってその場で認証を行います。また、患者さんの目の前でカードをターミナルに通しますので二重読み込みなどの心配もありません。
海外などでは、レストランなどでカードを店員に渡すと、店の奥で複数の伝票を切られるというトラブルがあるようですが、当院では患者さんの目の前で決済を行いますので、その点はご心配いりません。
Q9、リボ払い・分割払いで決済できますか?
できません。決済方法は1回払いのみです。
ただし、決済後にお使いのカード会社へ連絡をしてリボ払いや分割へ支払方法を変更する事は出来るそうです。
その他
Q10、なぜ狭いアパートで開院したんですか?
※当院は、平成19年5月まで1K(4.5畳のキッチン+7畳の洋間)のアパートで開業していました。
治療院を建設する程の資金が無かったのも理由ですが、鍼灸治療をするには、それ程大きな床面積も必要としなかったからです。
富山ではあまり見かけませんが、首都圏では6畳一間のワンルームマンションで開業されている方もたくさんいらっしゃるので、テナントはもちろん、賃貸マンション・アパートでの開業も珍しい事ではありません。
一人で運営するには消毒設備とベッド1〜2台、あとはワゴンや机が入れば十分なので、アパートの間取りでも十分に治療院として成り立ちます。逆に言えば、一人で運営を続ける限り、建物を建てる場合でも、必要になる治療院の敷地面積自体はあまり変わりません。
部屋の改造ができなかったり、若干手狭な感は否めませんが、一人で受付から治療を行う事を考えればこじんまりとしている方が目も行き届いて便利な面もあります。また、改装ができない事から壁や天井などはアパートの内装のままですから、それが返って病院のような特殊な雰囲気を醸し出さず、気軽な雰囲気を演出してくれるという利点にもなっています。