▼まず、冷えを解消する治療とは、どこか特定の部位などを温める治療ではありません。つまり、鍼によってどこか身体の特定部位を温かくするような治療を行って冷えを解消する訳ではありません。
▼冷えを解消する治療として具体的に行うのは、お腹に現れている積聚を取り去る治療です。お腹に現れる積聚が全身の冷えの状態を現していると考えますので、積聚が解消されるということは、冷えも解消されたと見なすことができるのです。
▼結果的に治療後に身体が温まるのは、冷えが解消されて身体を温める力が正常に働き始めるからです。
▼積聚を変化させるための鍼の操作は、気を動かす事を目的に行いますので、神経や皮膚を目標にせず、体表の浅い気の層を目標にしています。だからこそ、鍼を刺さずに治療を行うことも可能なのです。
▼なお、身体が温まってくる現代医学的な解釈としては、積聚治療が免疫学者の安保徹先生が推奨される「自律神経免疫療法」として働いているという側面もあります。
▼カンタンには、鍼による軽い刺激によって、副交感神経が優位に働くようになり、末梢の毛細血管を開いて全身的な血行が改善されることで、末端部も温まり、リラックスした状態になると考えられます。また、副交感神経優位となることで、胃腸が動きだし排便がうながされる事もあります。
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