本町北はり灸院(鍼灸院)

鍼灸専門治療
本町北はり灸院

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農作業で無理をしたら首が回らなくなった

[60代男性 兼業農家]

相談内容

▼稲刈りに行って軽トラックを田んぼに落としてしまい、1度で済むはずだった荷物の上げ下ろしを2回する事になり随分無理をした。

▼その翌日、新しい職場に出掛けたときには少し首に筋肉痛を感じる程度だったが、翌々日から徐々に痛みが出始めた。

▼3日目からは首が痛く寝返りもうてなくなり、その晩は歯医者さんで貰っていた痛み止めを飲んで無理矢理寝た。

▼痛みで首が回らず眠れないし仕事にも行けない。首が動くようにして欲しい。

治療

▼首を少しでも動かすと痛みが走る事から、足下を見ることも出来ない状況で来院されたので、通常なら待合室で予診票を書いていただき、充分に問診をしてから治療を始めるところ、すぐに治療ベッドに入ってもらいました。

▼ベッドに仰向けに寝ていただいて、腹部接触鍼と脈の調整をしながら問診を行い、多少首を動かせる状況になるまで手足のツボを使って脈のレベル(浅い階層)の治療をしました。

▼全身の緊張が一皮むけて、少し身動きが出来るようになったところで一度座って頂いて、首周辺を触診しながら症状の詳細を確認し、うつ伏せになって頂いてから、基本治療を充分に行いました。

▼問診と腹診から、過労による一過性の強い上実と判断して、冷えの治療に充分時間を掛けたところ、首を前後させる動きに関しては回復しました。左右はまだ45度程度しか回らない状況でしたが、全身を緊張させていなければ身動きが出来なかった状況は改善し、待合室で予診票の記入もできる程度には回復したところで初回の治療を終了しました。

▼2回目の治療でも、原則として冷えの治療をしっかりと行うことを重視しました。治療後、以前は首に力が掛からないように身体を緊張させて起きあがっていたのが、首を意識せずにスっと起きあがることができるようになり、床に落とした物も普通に拾えるようになりました。

▼9月22日から治療を開始、

▼9月25日(2回目)-初診日(22日)の夜は痛み止めを飲んで寝たが、その後1日経過するごとに回復してきている。

▼他にも、膝に症状がありましたが、首の痛みが取れて生活に問題ないレベルまで動くようになったので、患者さんの希望から2回で治療終了としました。

まとめ

▼過労によって起こった強い冷えがハッキリとした形で症状になって現れた例だったと思います。他にもぎっくり腰がこの例と同じ様に、過労からくる強い冷えが原因で起こることがあります。

▼重い荷物の積み降ろしをして、肩から首の筋肉に負担を掛けたことが引き金ですが、これが比較的体力があった30代の頃であれば充分に疲労に耐えられたでしょうが、60代になり生理的な冷えが強くなっている状況では身体が耐えきれず、強い症状を起こしたように思えます。

▼初回の治療後、二回目の25日までの間に2日空いていますが、この間は特に治療をしていないのに1日ごとに症状が軽くなっていたそうです。表に出ている症状ではなく、原因である冷えを治療したことで、身体が本来持っている回復力が正常に働いた良い例ではないかと思います。


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